こんにちは。
私はウェブマーケティングの仕事を持つ傍ら、記事ライターとしても活動しています。
みなさんはライターの仕事を通して知らないうちに自分の首を絞めてしまう行為を意識していますか?
今回はライターのお仕事をはじめた時に、特に初心者が「やりがちだけど危険なので絶対にやったらいけないよ!」という話をします。
非常識なお話も出てきますが、それでも「周りがやっているから」でやってしまう人が多いので、あえてお伝えしますね。
注意
内容は人によって意見が分かれる部分や、経験によってそれぞれの考え方があることをご容赦ください。
あくまでこれからライターを目指す初心者に向けたひとつの読み物として参考程度に受け止めてもらえれば幸いです。この記事をほんのささやかな踏み台に、より活躍されることを願って・・・
コピペの提出はご法度!何の意味もないです。
初心者では最もやりがちなコピーペースト (コピペ) は著作権の侵害にもなります。
この記事を読んでいるあなたは大丈夫だと思いますが、他の記事の文章をそのままコピペで提出する人がいます。
これは完全なモラル違反であり、著作権にも触れることなので絶対にやってはいけません。
また、コピペ記事を提出していることは、必ずどこかでバレます。
ほとんどのクライアントさんがコピペ確認ツールで確認していますし、仮にそれをすり抜けたとしても、コピペされていると思った会社から、著作権侵害で訴えられることもあります。
またライターもサイト運営者も横のつながりがあるので、モラル違反なやり方をしている人の情報は裏で共有されていることも多いです。
結果的に自分の首をしめることになるので、コピペ記事を提出しても何の得もありません。
SNSでクライアントの愚痴をいうのはマナー違反!
たまにSNS上で、クライアントさんに対する愚痴を言っている人がいますが、絶対にやるべきではありません。
ライターをしていると、ライター同士で仲良くなりやすく、同調効果から「そんなの搾取だ!」「そんなクライアント最悪!」など、クライアントさんへの愚痴がどんどんヒートアップしていることもあります。
クライアントさんがそのSNSを見てしまうこともありますし、他の人からも「この人に仕事を頼んだら危険」と思われる可能性があります。
そもそも契約には守秘義務があることが多いので、依頼者側の情報を表に出すことは危険です。
私も「SNSでネガティブキャンペーンを起こす人とは関わらない。」というのを基本姿勢としています。
リアルの場で例えると、カフェで取引先の愚痴を大声で言っているようなもの。
ライターは「仕事」ですので、社会人マナーとして心得ておきましょう。
「これだけ時間をかけたから」という交渉はナンセンス
初心者の立場で単価交渉をするうえで、「これだけ時間をかけたから単価をあげてください。」という切り出し方をする人がいますが、その交渉をした時点で相手にされなくなるので避けましょう。
ライターは完全に実力社会。
自分よりも短時間で質の高い記事を書くライターはたくさんいます。
また、10時間かけた記事よりも、1時間で書いた記事のほうが収益化につながったというケースもあります。
大切なのはその記事がどれだけの価値があるかです。
かけた時間は関係ありません。
「これだけ時間をかけたので、単価をあげてください」というのは、「記事自体の価値は理解していません。」と言っているようなものなので、「それなら他の人に頼みます」と言われかねなません。
費やした時間ではなく、自分の書いた記事がどれだけ売上や目的に貢献しているのか?
などを軸に単価設定をするといいでしょう。
「簡単に稼げる」「コピペで◯万円」といった案件には手を出さない
「稼ぐ」に執着しすぎて甘い落とし穴に落ちることもありますので気を付けましょう。
ライターのお仕事をはじめると、いろんなところから「稼げる情報」というものが流れてきます。
ネット広告だったり、SNSでシェアされた情報だったり、なかには「在宅で簡単に稼げる」「コピペで◯万円」「ワンクリックで月収100万円」といったものもあると思います。
その多くが、「最終的に自分に負の資産として返ってくる」ような案件だったり、「それを学ぶために〇〇万円払ってください」というものです。
また、この手の発信をしている人は、相手をその気にさせるのがうまいんです。
見ていると、ほんとうに稼げそうな気持ちになってくるので、それを「マーケティング」という見方をする人もいますが、実際に売っている商品や、やっていることは自分にとって後々不利になるケースも多いので注意したいですね。
これは、ライターの知識としても活かせるので、もう少し踏み込んで書きます。
実態があるジムと、実態のないジムで紹介のしやすさは変わっていきます。
実態のあるジムの場合、「予約がとれない場合があります」「成果の保証はできません」「返金制度には条件があります」などの規制がかかってくるものです。
これは実態があるゆえに「物理的な不可能が生じるから」です。
逆に実態がないものは、「いつでも予約可能」「1か月で10キロ以上痩せた人が続出」「条件なしで返金保証つき」など、売り言葉に際限がないのです。
薬機法や景表法といった法律にも気をつけたいところです。
これを「マーケティング」「売れるライティング」という感覚になることもあるかもしれませんが、私はそうは思いません。
「これなら簡単に稼げるかも」と思ったら、その自分の状態の時ほど要注意です。
長々と書いてしまいましたが、私のもとにも「このスクールに入ったら稼げそうな気がするんですけど、どう思いますか?」といった相談がきます。
もちろん、すべてが悪ではなく、なかには参考になるものもありますが、初心者が何十万円もするものを「投資」といって買うのはどうかなと思っています。
それなら、本屋さんに売っているライティングの本を購入して、学んでみることをおすすめします。
初心者のライターは自分と正直に向き合うことが必要
こうしてみると「そんなの簡単じゃない。」と思われることも多いかと思いますが、現実はそう甘くはありません。
理不尽なクライアントさんと出会うこともあるでしょう。
なかなか稼げなくて時間だけが過ぎていくと不安になるでしょう。
そんなときに心の隙間に「弱音」がすっと入ってくるのは人として当然です。
だけど、出会った出来事すべてを今は自分の肥やしに変えていくように考え方を変えてみてください。
そして今自分はなぜライターをやりたいのかを見つめなおしてみてください。
堅実に案件をこなしていくと、楽しさとスキル向上が同時にやってきます。
そのうち良いご縁となるクライアントさんとの出会いもやってくるかもしれません。
だからこそ苦しいときほど勉強だと思って、続けていくことをおすすめします。
ほかにも「ライターになるには?仕事の受け方やマナー、注意点の基礎」を別記事で書きましたので、もしよろしければ読んでいただけたらと思います。
どうか私も含めみなさまが良きライターとして成長していけることを願っています。
記事について
――――――――
最後に。
この記事を書いていただいたライターさま、貴重なお時間を当サイトに費やしていただき、本当にありがとうございました。
写真・画像の使用を許可してくださっているサイトさま、制作者さま、ご協力ありがとうございました。
そして最後まで読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
心から感謝の気持ちを込めて。
ロコウェブより