「webライターに興味あるけど、どうやってなるの?求人はどこで募集しているの?」
これからライターを目指す方にとっては、すべてがわからないことだらけかと思います。
そのような、まったくの初心者の方向けに、
どうしたらライターになれるのか。
初心者が単価をアップするために心得ておきたいこと。
初心者が注意したいこと。
について解説します。
この記事ではノウハウ的なことではなく、
クライアントさんと気持ちよくお仕事をしたり
継続的にお仕事をもらうために意識したいこと
を中心に書いていきますね。
筆者の実体験や、ライター仲間から聞いた話など、リアルな話なので参考にしていただけるとうれしいです。
注意
内容は人によって意見が分かれる部分や、経験によってそれぞれの考え方があることをご容赦ください。
あくまでこれからライターを目指す初心者に向けたひとつの読み物として参考程度に受け止めてもらえれば幸いです。この記事をほんのささやかな踏み台に、より活躍されることを願って・・・
ライターになる方法
パソコンと「文章を書いてみたい」という好奇心があれば、誰でもなることができます。
どうやったらライターになれるのでしょうか?ですが、誰でも、今日からでも、なることができます。
ライターになるために必要な資格やスキルは?
一番必要なのは書くことの興味と経験
ライターになるために資格や学歴、職歴は必要ありません。
また、学生時代に国語が得意だったかどうかも関係ありません。
もちろん、資格や学歴、職歴があることで、ライターとして受けられる仕事の幅は広がります。
専門知識を必要とする執筆の方が、単価が高いのも事実です。
しかし、資格などを必要としないお仕事もたくさんありますし、そこで経験を積むことで自分の単価をあげていくこともできます。
実際に学歴や職歴がなかった方が、ライターとして活躍しているケースは珍しくありません。
そのため「社会人経験がない」「学歴がない」ということで悩む必要はありませんし、文章力に関しても、国語の授業とまったくちがう書き方が求められるため、学生時代の成績は気にせずに「1からのスタート」と思って取り組むといいでしょう。
雑誌編集者などのライターとWebライターの違い
今は基本的にWebでも書籍でも雑誌でも、ライターはライターであることには変わりはありません。
しかし、この記事を読んでいる方の多くはWebライターを意識しているのではないでしょうか?
Webライターは、インターネット上に執筆した記事を投稿します。
全くの無名でもライターとして活動でき、その敷居は他のライター分野よりも低いかもしれません。
しかし、昨今はWebでも雑誌でも書籍でも新聞でも、執筆者の活動はボーダレスとなっています。
Webライターを名乗っているから書籍に記事を投稿する資格が無いということはありませんし、雑誌のライターとして活動したいがためにWebライターとして経験値を積んでいる人もいるかと思います。
実際、ブロガーが本を出版するという例は少なくありません。
どうしたらお仕事を受けられるのか
全く初めてでもライターへの門は開かれています。
お仕事の受ける方法として代表的なのが
クラウドソーシングに登録する
SNSで募集する
地域情報紙や広報誌などに応募する
知人の紹介
などがあります。
そのすべてが初心者でも活動ができる世界です。
しかし「SNSで募集」「知人の紹介」は、実際に仕事を受けるためには実績が前提になっていることが多く、
「地域情報紙や広報誌」などは選考があったり、ほとんどボランティアになってしまうことも多いため、まずはクラウドソーシングでスタートしてみましょう。
クラウドソーシングとは
インターネット上で企業などがサービスの提供側に業務を発注 (アウトソーシング) することです。つまりネット上で業務の受注ができるシステムです。
代表的なクラウドソーシング
ココナラ
ランサーズ
クラウドワークス
など。
その他にもさまざまなサービスがあります。
まずはこれらに登録し、お仕事を探してみるといいでしょう。
登録は無料です。
お仕事を受けるためのコツ
まずはプロフィールや提案方法に力を入れましょう。
登録後は声がかかるのを待つのではなく、自ら応募することも大切です。
募集案件というものがあるので、自分ができそうなお仕事を探して応募してみましょう。
この時に重要なのがプロフィールや、提案の仕方です。
はじめは実績などがないため、相手からみてあなたを信用する要素がありません。
また応募案件によっては、すでに実績があるライターも応募しています。
そのなかで自分が選ばれるには、提案文とプロフィール欄が非常に重要になります。
プロフィールの書き方
まだライターとしての実績がなくても、どのようなことに詳しいのか、どのような内容なら書けるのか、どのような考えをもってライターをしているのかなどをしっかりと書き込んでいきます。
たとえばファッションが好き、インテリアが好きというものでも構いません。
「美容に興味のある方募集」「インテリアグッズのレビューを書ける方募集」という案件もあります。
ライターの仕事で活かせるのは、一般社会でいわれる資格や経歴だけではないのです。
他にも、恋愛経験が多いとか、転職経験が多いというのも、記事を書く上で武器になります。
というのも、「実体験」として書いている記事に価値があるからです。
イメージするとわかりやすいですが、転職したことがない人が書く「転職のコツ」よりも、転職で年収がアップした私が書く「転職のコツ」の方が興味ないでしょうか。
このように、経験者として書けるということが、最大の武器となります。
また、「経験」そのものが「すごいこと」である必要はありません。
読者の中には、容姿端麗な人が書く「恋愛術」よりも、
「見た目にコンプレックスがあった私が好きな人と両思いになれた方法」
を知りたい人もいるかと思います。
世の中にはいろんな人がいて、その人の「知りたい」を記事にしていくのがライターの仕事になります。
そのため、自分が書けそうなテーマは、しっかりとプロフィールに書いておきましょう。
また、どのような考えでお仕事をしているのかも、書いておくといいでしょう。
「速やかな連絡のやりとりを心がけます」
「しっかりと勉強しながらスキルアップを目指します」
など、
誠実さや熱意が伝わる一文があることで「頼んでみようかな」と思うクライアントもいます。
参考までにプロフィールのテンプレートのようなものを考えてみました。
下記リンク先はあくまで一案ですがご紹介します。
初心者が報酬をアップするために心得ておきたいこと
初心者が設定する文字単価について
はじめから大きな単価を目指すのではなく、はじめは単価の低い案件からスタートしてみましょう。
もちろん、いきなり単価の高い案件が受けられると理想ですが、単価の高い案件は実力のあるライターも多く参加しているため、実績がゼロの状態で選ばれるのは難しいです。
また、単価が高いということは、それなりの知識やスキルを求められます。
「1から教えてくれる」なんてことはなく、「知っていて当然」という雰囲気のなかで仕事がスタートすることも少なくありません。
そのような点からも、単価が低いかもしれませんが「経験談募集」といった案件からスタートするといいでしょう。
そこで、クラウドソーシング内の評価やランクをあげていくことで、徐々に単価の高い仕事も受けやすくなります。
執筆しながらスキルアップする気持ち
単価の高い低いに関わらず、つねに自分のスキルアップを目指しながら、記事を書くことも大切です。
「1,000文字書いてください」と言われた時に、とりあえず1,000文字書いても自分のスキルはあがりません。
でも「1,000文字書いてください」といわれた時に、ライティングの基礎を抑えながら、丁寧に書いていると着実にスキルがあがっていきます。
はじめは時給で換算すると、「バイトした方がマシ」となるかもしれませんが、実績とスキルを積み上げることで、着実に自分の単価はあげていけます。
ここは考え方の問題で、資格や免許をとろうと思うと、
「自分でお金を払って学びに行かないといけない」
のに対して、
「基礎を学びながらお金がもらえている。」
と考えるとどうでしょうか?
決して、悪い話ではないと思います。
はじめは単価にこだわらず、自分の実績作りとスキルアップのためと思って、挑戦してみましょう。
仕事を受ける際に初心者にもプラスになるライターの心得
初心者の方が心得ておいたほうが良いことや注意したいこともお伝えしていきます。
気持ちよくお仕事するための秘訣でもあるので、参考にしてくださいね!
返信が早いだけで信頼度アップ!
インターネット上だけのやり取りだから些細な連絡も素早くすることがポイント。
私は仕事を発注する側、受ける側の両方を経験していますが、「連絡のとりやすさ」は非常に重要だと感じています。
実は、返事が遅い、発注後に連絡がとれなくなる、ということは少なくありません。
クライアントさん側の気持ちになってみる
発注者のもとには、たくさんの応募がくるため、連絡のやりとりがスムーズな人の方が交渉の話もすすむため、自分が返信したころには「もうほかの人にお願いしました。」となることもあります。
また、発注したあとに連絡がとれなくなることも、珍しいことではありません。
私もお仕事を依頼した際に、納期がすぎても連絡がないため「どうなっていますか?」と連絡すると、「すみません。やっぱり出来ませんでした。」と言われたことがあります。
私としては「できないなら、できないって早くいってよ〜」という話なので、そのような人に2度とお願いしようとは思いません。
このような話は珍しいことではなく、「連絡のやりとりがスムーズ」という人は意外と少ないのです。
そのため、逆の見方をすると
「しっかり連絡をとる」
「速やかに返事をする」
ができるだけで、印象や信頼度が大きく変わります。
書くことが仕事ではなく、相手のビジネスに貢献することが仕事
相手の求めているもののさらに先を考えて仕事をしてみましょう。
「長期的に継続依頼してほしい。」
「単価をあげていきたい。」
という人はぜひ心がけておいてほしいのですが、ライターの仕事は記事を書くことだけではありません。
「文字単価◯円、何文字」
をこなすことを目標にするのではなく、
「相手のビジネスはどういうものか。」
「何を目指しているのか。」
を理解し、それをサポートするための記事を書くように意識しましょう。
実は、ここまで意識しているライターはほとんどいません。
だからこそ、これができるライターは重宝されるのです。
依頼した先のゴールを意識する
「相手のビジネスに貢献する」とはどういう意味か説明していきますね。
たとえば、「婚活サイトの記事執筆」という仕事があったとして、その婚活サイトのコンセプトが「友達のようなつながりから出会いをつくろう」というものなのか、「高所得の男性と結婚するための婚活」というものなのかで、言葉選びや表現などが変わっていきます。
「高所得の男性と結婚するための婚活サイト」には、高所得の男性と出会いたいという女性が集まっているので、そこで「同じ趣味の人と出会うと楽しい恋愛ができます」なんて書いても興味を持たれないのです。
クライアントさんが、どのようなビジネスをしているのか、何をゴールにしているのかを把握し、そのアシストになる記事を書けると、継続依頼や単価アップにつながっていきます。
やりにくいと思ったクライアントさんには断る勇気をもとう
もし、お仕事をするなかで「やりにくいな」と思うことがあれば、断る勇気をもちましょう。
あなたにも断る権利があります。
先ほどの「はじめは低い単価のお仕事から頑張りましょう」という説明と矛盾してしまうのですが、とにかく安く買い叩くことを目的にしているクライアントさんもいます。
高圧的な言い方だったり、割にあわなさすぎる注文を言われたりすることだってあります。
もちろん自分の力不足ゆえ、指摘されていることもあるので、「注文が多い=悪」ということでもなく、ここで必死についていくことで、結果的に自分のスキルアップにつながることもあります。
私もいちばんはじめに受けた仕事は、基礎的なことすらできておらず「これではお金を払えないんですけど、どうしましょう?」と言われたことがありました。
私は「お金はいらないので、最後まで書かせてください」と返事し、無料で記事を書くことにしました。
そのクライアントさんは良心的な方だったので、いろんなライティングの資料を共有してくれたり、文章の書き方を基礎から教えてくださったりしたので、その1記事は無料で提出しましたが、結果的に自分にとっては大きな収穫となりました。
だから「低単価=搾取」とは思っていません。
とはいえ、搾取といえるクライアントさんがいるのも事実です。
ここは「文字単価いくらだから悪い」「修正が多すぎるからダメ」というものではなく、あなた自身が「この人の案件はがんばりたい」とか「この人とのやりとりはしんどいな」といった直感を大事にしながら判断してほしいと思います。
ちなみに、まったくの初心者の方は1文字0.5円スタートを目安にして、応募するといいでしょう。
たまに「1万文字1,000円」などで募集している案件がありますが、個人的には「ちょっと、ひどいな」と思っています。
はじめに提示している単価から、クライアントさんがライターに対してどのように思っているのかもわかるので、募集案件の文章をしっかり読みながら、お仕事を選んでいくといいでしょう。
ほかにも初心者ライターがやってしまいがちなことがいくつかあります。
その中でも特に気をつけたいことを別記事で書きましたので、もしよろしければ読んでいただけたらと思います。
ライターはやる気があれば誰でもできる!
ライターになるというのは、決して難しいものではなく、「やってみたい」という気持ちがあれば今日からでもできるものです。
まずは自分が書けそうなテーマから応募してみるといいでしょう。
その時に「連絡のやりとりをスムーズにする」「スキルアップを目指す」という点を意識すると、着実に実績とスキルは積み上がっていきます。
これから、一緒にがんばっていきましょう!
記事について
――――――――
最後に。
この記事を書いていただいたライターさま、貴重なお時間を当サイトに費やしていただき、本当にありがとうございました。
写真・画像の使用を許可してくださっているサイトさま、制作者さま、ご協力ありがとうございました。
そして最後まで読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
心から感謝の気持ちを込めて。
ロコウェブより