「ホームページ制作はSEO対策をしっかりやっている会社に依頼したいです。」
「急にアクセスが落ちたんだけど、調べてみたらGoogleのコアアップテートがあったみたい。ショック!」
こんにちは。
みなさんの中には上のセリフのようなことを感じたことがありますか?
私はありました。
上の2つのセリフはまったく立場が異なる人の発言を書いてみたものですが、意識していることに共通するものがあります。
それが「Google」と「SEO対策」です。
SEOを簡単にいうと?
そもそもSEO対策って何ですか?というと、ものすごく簡単で乱暴なイメージで説明すると
「Google社による検索システムを攻略するための施策」
のような感じです。
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語にすると「検索エンジンの最適化」。
検索エンジンとは
インターネット上にある膨大な情報から探し出す機械システムです。
最適化とは
最も適したものに変えていく、というような感じです。
その検索エンジンの主たる主がGoogle社となります。
詳しく説明すると長く難しくなってしまうため、~の感じです、というような書き方です。
すみません。
SEO対策はこうあるべきという情報があふれている
SEO対策で調べるとSEOに関する情報が無料であふれていますので、興味のある方は検索して見てみてください。
その内容に関しては私も大変お世話になっています。
今回はそのSEOに対する意識の向け方について考えてみた記事となります。
Googleコアアップデートによって検索順位が激変することがある
Googleコアアップデートとは
コアアルゴリズムアップデートのことで、上で書いた検索エンジンのメンテナンスや改善、更新、バージョンアップ、マイナーorメジャーチェンジのようなイメージです。
つまり検索される記事の中身がどうあるとどのように評価され、どのくらいの順位になるかの中身の変化です。
このGoogleコアアップデートは定期的・不定期に行われ、常にWebサイトの順位は変動しています。
これにより
「私のブログでキーワード検索1位だったページが、2ページ以降になってしまった。」
「ブログ自体アクセスが急になくなった。」
という人の声がとても多いです。
逆に
「ブログのアクセスが急に増えた気がする。」
という経験をされている方も多いです。
私はどちらも経験したことがあります。
Googleコアアップデートに対する心構え
はじめはGoogleコアアップデートは怖いものだと思っていたのですが、10年以上もブログやWebサイトを制作しているとだんだん気にならなくなってきます。
Googleコアアップデートが気にならない理由
私が直接管理しているWebサイトは10以上にのぼります。
ジャンルもバラバラです。
Googleコアアップデートによってその全体アクセスが減るサイトもありますが、逆に上がるサイトもあるのです。
現実の世界でも、時期によって売り上げが伸びたり、流行りによって伸びたり、その逆もあります。
これに気づくと精神的に非常に楽になります。
多くの人は1つのブログを大切に育てていることが多いため、そのジャンル・そのブログの検索順位が下がると心にダメージを受けてしまう方もいるかもしれません。
Googleコアアップデートを気にしないようにする考え方
Googleコアアップデートは永久に完成されないディズニーランドのようなイメージです。
常により良いサービスのための試行錯誤、そのときそのときに合わせた更新や変更が行われます。
上で書いたように、1つのサイトだけではなく、2つ以上の違うサイトを持てば良いのでは?
と思うことも一理ありますが、まずはGoogleコアアップデートによるアクセス低下・上昇に一喜一憂しないことが大切かと思います。
次に説明することがこのことへの裏付けとなります。
Googleコアアップデート後に気づいたSEOに対する変化
Google検索エンジンにはいくつかの枠 (企業・公共・ブログなど) があるとか、いろいろと情報はあふれていますが、2021年9月頃、私はいくつかの検索結果の変化に注目しました。
数年前までの検索結果の傾向
数年前までは、検索結果の1位は大手企業や公共機関であったり、大手メディアマガジンだったり、ブログでも長文のやたらと詳しいボリュームのページが出て来ていたのです。
最近の検索結果の傾向
現在はキーワードで調べると、辞書のように短文ですっきりとしたページが検索上位にあがってくることが多くなりました。
実際に当サイト、ロコウェブのようなドメインパワーの弱いサイトでも上位に来ている短文ページがあります。
それが下のページになります。
ロコウェブのドメイン取得が2021年6月。
この記事をアップしたのが2021年6月30日。
文字数はわずか440文字程度。(2021年9月時点)
10秒ほどで内容が理解できる構成で書き上げたページですが、これが2021年8月には検索1ページ目に上がりました。
この検索結果の変化を見ているとSEOに対する考え方が変わってきます。
SEO対策の基本は良質でわかりやすいコンテンツ
私はSEO対策の基本は良質でわかりやすいコンテンツだと感じています。
かつてのSEO対策の流行りのように、情報量を詰め込みすぎて読むのも目的の項目を探すのも疲れてしまうページも多いです。
しかし最近はスッキリとしたページが検索上位に上がっているのも事実です。
インターネットを使う人がどんな人かを想像してみる
インターネットを使っている人のすべての人がインターネットを使い慣れているわけではありません。
大人もいれば子どももいます。
視覚にハンディを持った人や漢字を読むのが困難な人もいます。
そんな人たちのことを考えて、すべての人がわかりやすく信頼できるサイト・ページを提供できているかと言えば、私の管理するサイトもほぼ対象外です。
しかしGoogle社は世界のインターネットの中心にいるような存在。
多国籍のスタッフ、多言語のユーザー、さまざまなハンディを背負って働くスタッフもいることでしょう。
価値観も国によって異なる場合だってあります。
そんな会社ですから、より多くの人が平等にインターネットを楽しめるためには、私たちが考えるSEO対策とは全く異なるものが求められているかもしれませんね。
みんなと同じことをするよりユニークさを追求してみる
私の管理していたサイトは詳しさに重点を置いたボリュームのあるサイトが多かったです。
実際にブログでランキング3位以内をキープしているものは、ページボリュームのあるものだけでした。
しかしそれは今までのお話。
正直言うと、今までのSEO対策を意識してブログで検索上位を狙うと、1記事仕上げるのに3時間~3日くらいかかってしまっていました。
単に文章が下手だったりというのもありますが、より正しい情報を追求すると調べる時間や何十枚も使う画像編集などで時間を大きく取られます。
このロコウェブは、詳しく説明したページより「はじめての人」にわかりやすいことを目指して、シンプルに仕上げるようにしています。
内容も専門的なものはプロに任せ、ロコウェブはロコウェブの方向性でやってみよう、と思い立ち上げました。もちろん興味の入り口・きっかけとしての存在程度です。
それがうまくいったとかうまくいっていないとかは今は証言できません。
でも、楽しいです。
SEO対策を全員がしたらどうなるか
今までインターネット上にあふれているSEO対策の知識を積み上げて、誰もが同じようにやっていたらどうなるでしょうか?
そこには競合という言葉が生まれ、少ないパイを奪いあうことになります。
今わかりやすく情報がほしい方が検索したときに、どのページも同じような構成で長々と解説されていたらどうでしょうか。
みんな同じようなページだった場合、あなたがそれを評価する側だったらどうしますか?
SEO対策はどれくらいお金がかかるか
「SEO対策は競争だからお金をかけてでも誰かに任せたい。」
と思う方もいるかもしれません。
ちなみにSEO対策はどれくらいお金がかかるか、という質問に関して、ロコウェブではひどいもので「結果がでるかでないかは依頼者さま次第なのでお金はもらえません。」と答えます。
それじゃコンサルティングの立場失格じゃない、と思われても仕方ありません…。
SEO対策はその対策に対する結果が見えにくく、常に流動的なため、結局は時間をかけてサイトを育て上げることになるためです。
もし短期間で成果を上げたいという要望があれば、有料広告を使うことをおすすめします。
有料広告は費用対効果が見えやすいです。
そのため、「運用にいくらかかります。」と説明しやすいのです。
インターネットを楽しむ気持ちで続けたい
今あなたが管理しているサイト。
今日、1億円をどこかでもらっても続けますか?
売れる法則やページ構成にはある程度「型」があります。
しかし、SEO対策には基本的な「型」はあるかもしれませんが、それ以上は常に流動的で形の見えないものではないでしょうか。
会社も長く経営していれば山あり谷あり。
ブログもWebサイトもアクセスが上がる時もあれば下がる時もあります。
収益だって時期やタイミング、時代によって波があります。
私は何かのご縁があってこのページをここまで読んでいただいた方には、インターネットのツールを楽しんでもらいたいです…。
この記事はあくまで一個人の考え方です。
公式でもなければ、メジャーな考え方でもありません。
でも、もし何かのスパイスとして感じてもらえれば、それだけでうれしいです。
読んでいただいた方のサイトがより豊かなものになりますよう願っています。