
子どもはまだローマ字がわからないから、「かな入力」の方がよくない?
小学生ともなれば、各家庭にノートパソコンやタブレットが配られて、今や子どもたちもパソコンに触れる機会が増えました。
そこで初歩の初歩にふと思うのが、「ひらがな」どうやって入力するの問題。
これは初めてパソコンに触れる人が一度は通る道です。
テキストとは
パソコンやタブレット、スマホの画面上に入力される文字のことです。
キーボードとは
パソコンについている文字のボタンが並んだ部分。
テキストを入力する物です。
タブレットではキーボードを表示させて使う場合が多いです。
むずかしさ:
パソコンの文字入力方法は主に2種類
パソコンを始めて間もないとき、
テキスト(=文字)を入力する場合2パターンの入力方法で悩むことがあります。
ローマ字入力
ローマ字入力は、アルファベットを1~2つ以上使って日本語を入力する方法です。
かな入力
かな入力は、キーボードに配列されたひらがなを押す方法です。
その他主力メンバーではありませんが、人によってはとても便利な入力方法もあります。
音声入力
最近は「声」でテキストを入力する時代なので、活用されている方は以下の記事内容は流してしまって構いません。
ローマ字入力とかな入力はどちらがおすすめ?
この論争はわりと昔からあり、
ある程度パソコンを使っている人たちが「ローマ字」をおすすめしていることが多いかな、という印象です。
しかし私自身の周りでは、SEうん十年の我が親が「かな入力」でブイブイなので、
どちらでもやりやすい方で良いと思います。
という結論に達しています。
「でも、パソコンを配布されている小学生の子どもはまだローマ字がわからないし、英語を覚えたりする手間もあって大変そうだけど、将来を考えたらはじめからローマ字入力を覚えさせる方が良いんじゃない?」
という疑問を持つ親御さんも多いのではないでしょうか。
でも私の答えは変わりません。
本人がやりやすい方、特に小学一年生や二年生など低学年の場合は、ひらがなで良いのではないかなぁ、と思っています。
私自身、小学校2年生ではじめてさわったパソコンがMSXやPC98という古き時代。
パソコンを使うときに「かな入力」から入ったのです。
大切なのはパソコンを好きになること
まずは、本人がパソコンに親しみやすくなること、楽しくいじれることを重視してあげてもいいのではないかと思います。
私はやりやすい方でパソコンの楽しさに触れて、そこから中学生くらいに趣味でゲームや音楽を1本作ってしまうまで成長しました。
大きくなるにつれ、自然とローマ字入力に変えています。
「パソコンで文字入力」
という課題に、プラスして
「ローマ字を覚える」
という新しいミッションが同時に加わると、さすがに子どもはパソコンの楽しさ以前に覚えることで必死、
という状態になってしまう可能性もあります。
それよりまず、子どもにパソコンの楽しさを知ってもらい、どんどん使ってほしい、という思いがあります。
そして、はじめてパソコンをさわる大人のみなさんも。
パソコンが楽しくいじれるなら「かな」でも「ローマ字」でもどっちでもいい
とにかくいっぱいキーボードを打ってみてほしい
好きは得意につながり、得意は多少のハンデを越えることができます。
「かな入力」はある程度制限や、2度手間になることも少なくないので「ローマ字入力」をおすすめしている人が多いのですが、そのちょっとした手間を手間ではなくすくらいのスキルは、やはりパソコンにどれだけ前向きに触れてきたかによるかなと感じています。
ローマ字がわかるようになったら、自分の意思でローマ字入力もはじめられるといいですし、でなくても私の親のように仕事でバリバリなのに「かな入力」してる大人もいます。
価値観はそれぞれで良い
あくまで私個人の価値観でしかありませんので、こういう考えもあるのかな、程度にとらえていただき、みなさんの子どもの向き不向きや興味に合った方法を試してみてくださいね。
もちろん学校でローマ字を推奨している場合もあるでしょう。
私がお伝えしたかったのは、
「そんなに難しく考えないで!子どもがやりやすい方法で触れることで得られる大切なこともあります。」
ということです。
ふと思えば、パソコンに限ったことではなく、さまざまな子育て分野で活かされるのではないでしょうか。