こんにちは。
この記事はWebデザイナーを目指している方やWeb関係のフリーランスの方を前提に、Web関係全般の今後の仕事のあり方について考えたものです。
あらゆる視点で見ると「これもひとつの考えかな。」程度のものですので、読み物程度にとらえていただけると幸いです。
最近の物価高にどう対応しますか?
スーパーで買い物をしていると、卵はもちろん、加工品もお肉も数年前よりも徐々に値上がりしている感じがしませんか?
ガソリンも値上がっています。
「私の住んでいる街が人気で物価も上がってるんだよ。」なんて言えるのならまだ良いですが、残念ながら近隣の街に行くともっと物価が高いのです。
Web関係の仕事をしている方は、
おそらく「Webサイトの制作1件いくら」
または「管理月額いくら」
といった感じで決めている人が多いかと思います。
あるWebデザイナーフリーランスの例
Web制作1件20万円で受注
管理費が月5,000円で契約
地元の話で申し訳ないのですが、
かつて90円台だったガソリンが2023年1月現在150円。
卵1パック90円台だったものも170円台まで値上がりしました。
その他、値段が同じでも内容量が減っていたりと、じわじわと生活費を圧迫しています。
今まではその金額の中で生活費をまかなっていたけれど、近年物価が上昇している中で、同じ報酬では厳しさが増していきます。
ではどうしたら良いのでしょう。
いままでやっていた仕事量を増やせば、その分報酬は増えますが、それでは労働時間の消耗でしかありません。
物販は値段を上げられる分野も多い
物価の上昇で困るのは固定給で生活している人たちだけではないのですが、物販業の多くの分野では状況に合わせて値段を上げることができる分野もあります。
例えば野菜。
日照不足でなかなか野菜が育たない…でも値段はいつも99円…ということは無いかと思います。
多くの場合、収穫状況によって値段が上がったり下がったりしますよね。
これは需要と供給のバランスによるものも含まれています。
木材が入りにくい時期は、戸建て建設費が上がったり、
原油が高騰していれば、運送料も上がるので、多くの分野で値上げが起こります。
最も顕著なのが貴金属。
金やシルバーなどの金属価格上昇に従って物価は上下します。
個人的に思うのは、例え原料費や制作にかかる費用が下がったとしても、内容量が元に戻ることは少なく、値段も下がることがあまりないのでは?と感じてしまいます。
また、会社が小売価格を上げても、従業員の賃金が上がらなければ結局その業界の人も同じ苦労を強いられます。
サービス業の多くは値段を上げられない
対してサービス業は形の見えないものに対する対価として報酬を受け取ります。
そのサービスの中で原価上昇の影響を受ける分野は、同じように値段を上げる理由ができるでしょう。
しかし、Webサービスをはじめ多くのサービス業では、この物価高に便乗して値上げするということは難しいのではないでしょうか?
ライター業、デザイナー、演奏家、演劇俳優、コンサルティング、アドバイザー、カウンセラーなど
これらの職業は、消耗品費や食費、お客様のところへ向かう交通費などは地味に影響していますが、これらを理由に値段を上げれば、かえって仕事が減ってしまう可能性もあります。
現在の物価高は原料高騰が理由のひとつ
2022年以降、社会情勢の関係であらゆる原料費が値上がりする傾向にあります。
輸送費、製造原料費など。
こうして間接的に原価が上がれば、小売市場の平均物価も上がってきます。
生活必需品は高くても消費者は買うしかありませんので、その分野で経済活動している方はまだ良いかもしれません。
しかしWebサービスやコンサルティング、カウンセラーなど、形にないものを売る方は、原料費の値段が上がったという理由は付けにくく、ただ昨今の情勢に乗った形で値上げするしかありません。
しかし、大手など体力があるところでは値上げをしなくてもやっていけるところもあり、ここで小さな会社や個人事業主が価格競争に負けてしまいます。
常連やいつもお世話になっているお客様にはお値段を上げにくい
私はお得意先に「お値段を上げます」なんてことが言えません。
存在するパイの数は決まっており、海外を視野に入れるでもしない限り、増える一方の同業者との競争にしかなりません。
「お値段据え置き、そのまま勉強させていただきます!」
それはそれで顧客満足につながりますが、フリーランスでは生活が圧迫されてしまう一方です。
Webデザイナーフリーランスが物価高に対応するために
Webデザイナー以外にもライター業などの方向けにいろいろと対応・対策方法を具体的に書いてみたのですが、誰でも対応可能なことではなく、決定的なことに欠けてしまったため削除しました。
Web関係の仕事は、どうしても格安価格設定が氾濫しています。
ライター業はがんばっても生活を楽にするほど文字単価は上がりません。
業界全体で価格の押し上げが必要だと思いますが、現実は厳しいです。
こうした場合に、フリーランスになる方はその先のその先に目を向けて、
「自分は将来どうありたいか」
「今やっていることは他にどんなことに派生していけるか」
「こういうときのリスクヘッジはどうするか」
などを常に考えておくべきかと思います。
サラリーマンの時は会社を変えることもできれば、会社に守られていることも多いですが、
フリーランスは自分だけで自分を世の中の状況に乗せていかなくてはなりません。
感覚としてはフリーランスはこれからも増え続けます。
どうかどうか自暴自棄になるようなことはなく、
ニュートラルに保つメンタルトレーニングや気分転換
仕事がないときにやること
など、心がけておけると良いですね。