WordPressで作成したWebサイト (ブログ) が急に誤表示を起こすことは珍しくありません。
実例や原因、対処法などは本当にさまざまありますので、実際に私の身辺で起こった事象を取り上げたいと思います。
ここではあくまで一例を取り上げ
「考え方」
「対応への道筋」
を参考にしていただければと思います。
ホームページ上部にエラーメッセージが出る
「Warning (警告)」というエラーメッセージと思われる英数字文字が画面上部に現れました。どうしたら良いでしょうか?
今回は実例をもとに紹介します。
状態
1. 突然画面上部にエラーメッセージが現れました。
今回のエラーメッセージはこちら
Warning: array_keys() expects parameter 1 to be array, null given in /home/フォルダ名/サイトURL.com/public_html/wp-content/plugins/usc-e-shop/classes/settlement.class.php on line 76
2. Webサイトは稼働していて、見ることができます。
完全な白画面などではなく、実際のホームページ自体は表示されています。
3. 画面のレイアウトがめちゃくちゃに崩れています。
ホームページは表示されていますが、全ページレイアウトが崩れています。
スマホ (レスポンシブ) で見るととても見られる状態にありません。
4. WordPressログイン画面にもエラーメッセージが表示されています。
修正しようとログイン画面を開くと、ログイン画面すらエラーメッセージが出現しています。
エラーの元と考えられるもの
エラーメッセージを分解して解読すると「/plugins/」という文字があります。
もしかしたらプラグイン内のプログラムになにかエラーが出たものと思われます。
対処法
1. サイトの保存
何かあっても復元できるように、WordPressサイトを保存 (バックアップ) しましょう。
2. 考えられるプラグインの無効化
ここでは「/usc-e-shop/」という文字に着目しました。
e-shop関係のプラグインはあるでしょうか?
たとえ現役でプラグインを使用していたとしても、いったん考えられるプラグインを無効化してみます。
「無効化」という部分をクリックすると無効化されます。無事に無効化された場合、今度は画面のように「有効化」と表示されます。
今回はこれでエラーが全く出なくなりました。
しかしこの場合は、プラグインを無効化しても影響がない場合です。
多くの方はプラグインを無効化にすると、それこそサイトの内容に影響が出るという人も多いかと思います。
3. エラーメッセージが出る前後の動きを探ります。
エラーメッセージが出現する前に何か他と違うことがなかったか探ってみます。
例えばプラグインを更新した。
プラグインを追加した。
など。
今回の事例では以下の2つがいつもと違う動きでした。
・今回のエラーメッセージが出現する直前、「WordPressのバージョン更新」を行いました。
・「PHPの更新が必要です。」というメッセージが出てきました。
WordPressの更新が原因でこのようになってしまったと考えた場合、すでにWordpressの更新をしてしまった以上、プラグイン自体の更新 (つまりWordPress新バージョンへの対応) を待つしかないかもしれません。
PHPのバージョンが古く、更新が必要とメッセージが出現する場合は、PHPの更新を行いましょう。これで解決する可能性が出てきましたね。