【Amazonで買い物トラブル】急に販売元が変わることがあります

「Amazonで買ったけれど商品が届くのが遅いどころか、急に在庫がないと連絡がきたんです。Amazonって本当に信用できないです…。」

先日こんなことを話している方がいました。
「海外の会社だからいい加減だし、次の日に届くなんてうそっぱちじゃない。」とのこと。

Amazonでお買い物をしたことがある方には、
「すべての掲載商品をAmazonが販売していて、Amazonから発送されている。」
と思われている方もたくさんいます。

お話を進めていくと、どうやらこの方も
「Amazonというネット通販会社がAmazonに掲載された商品すべてを扱っている。」
と勘違いされていたようです。

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Amazonにはさまざまなお店が出店しています

Amazonと楽天・ヤフー!ショッピングの違い

Amazonは楽天やヤフー!ショッピングと同じように、インターネットショッピングモールの形態もあり、たくさんのお店が出店しています。
楽天やヤフー!ショッピングと異なる点は、Amazon自体も仕入れ・販売していることです。

つまり、Amazonで買い物をするということは、
・Amazonから買うこともあれば、
・Amazon以外の店舗から買うこともありますよ、
ということです。

Amazonと他モールの違い

Amazonの形態

商品を中心に店舗が名乗りを上げているようなイメージになります。

楽天・ヤフー!ショッピングの形態

楽天・ヤフー!ショッピングなどは店舗を中心に商品が並べられています。

楽天やヤフー!ショッピングでは、商品名で検索すると同じ商品がずら~っと何十件も並ぶことがあります。そして同じ商品なのに商品名がお店ごとに若干違います。

Amazonはその逆で、商品は1つ (または3つくらい) しか検索で出てきませんが、その商品を何店舗ものお店が販売していることがあるということです。

つまり「Amazonの商品は販売元がAmazonであるとは限りません。」
ということになります。

では、販売店舗はどこを見ればわかるのでしょうか。

販売元の確認方法

Amazon販売元の確認方法

商品画面に、「販売元 ○○○○(○はお店の名前)」という表示があります。
これが「今表示されている」商品を販売している店舗名です。

お店の名前をクリックすると、お店の評価などがわかります。

販売元がAmazonとなっていれば、Amazonが直接仕入れて販売している。
ということになります。

「今表示されている」と書いたのには理由があります。

表示商品の販売元が変わることも多い

Amazonでは「商品に対してそれぞれのお店が販売を登録する」形になります。
商品ページ内容は基本的にすべての店舗が統一になりますが、ページの記載内容がある程度変わることはあっても商品が変わることはありません。

そして、同じ商品でもページを開いたタイミングによって販売元が変わることがあります。

理由は以下の通りです。

・ストアAで販売していたが、在庫がちょうど無くなったタイミングでストアBが表示されるようになった。
・Amazonが販売元だったが、たまたま真面目に運営しているストアAが表示された。

上の例は本当にイメージでとらえていただきたいのですが、
Amazonでは「在庫がある」「優良店舗」「実績がある店舗」「商品説明がしっかりしている店舗」
などを優先的に一番に表示してあげるような仕組みを取っています。

人気の商品にたくさんの店舗が出店していても、独占的な販売はされず、検索して表示された商品の販売元が以前と異なるケースはよくあります。

販売元が変わることで考えられるトラブル

・同じ販売元だと思ったら違う店舗だったから、商品の質やサービスが違った。
・Amazonだと思って買ったら遠方の企業の販売で、発送まで時間がかかった。
・買った後にまたページを見たら値段が下がっていた。←販売元が変わったので設定してある値段も違う。

こういった混乱は購入者だけでなく、販売者側にもリスクがあります。

最近の情勢で顕著に表れた例がありました。

マスク販売にまぎれるトラブルの例

Amazonのみならず、まじめに販売している店舗も被害にあっている例があります。
ちらほら見かけたのが「不織布マスク」に関して。

2020年の新型コロナウイルスによってマスクがほとんど手に入らない時期がありました。
このときに「マスクを販売していた店舗の商品にさまざまな店舗が乗っかった」という事例が見られたようです。

お客さんが注文すると、「写真とは全然違う質の悪いマスクが届いた」というレビューがたくさん書かれています。
その反面、「とても良い品でした。」というレビューもたくさん書かれています。

どういうことでしょうか。

答えは「正規で売っている店舗の商品ページ」または「数百件ものレビュー」をくまなく見ていくと書いてありました。

正規で販売している店舗の注意書き
当商品は〇〇正規店の商品です。ご注文の際は販売元をご確認の上ご注文ください。

レビューに書かれていたヒント
商品を買う際は販売元を確認した方が良いです。たまに違うお店が販売して、粗悪品を送っている可能性があるようですね。残念ながら粗悪品が届いたという方はそのようなお店で買ってしまったのでしょう。

1. つまり、在庫がなくなるタイミングを狙って、他のお店がさもその商品を販売しているかのように登録します。
2. 当時マスクは一瞬で売り切れる時でしたから、Amazonのシステム上在庫がない場合は表示から退きます。
3. そこで商品販売してるよ、と登録してある他の店舗が一番はじめに表示されるようになります。

ここで買った人は、写真や記載の商品とは違うものが届いたというレビューを書きます。

在庫を補充して正規店が表示されても時すでに遅し、商品に対するレビューは★低評価が増えます。

ここで出てきた「他の店舗」は蒸発。もしくは目的がライバル商品レビュー落としのためのダミー店舗という可能性があります。

販売元を確認することの重要性

Amazonのみならず、インターネットショッピングを楽しむ時は、さらっとでも良いので必ず販売元のお店の情報を確認することをおすすめします。

同じ商品でも不意に表示されているものが正規店ではなかったり、評価の低い店舗だったり、値段が他よりも高い場合もあります。

注文した時点で、記載してあることを了承したことになります。
お客さん側もAmazonの規約を了承したうえでお買い物を楽しむ必要があります。

もし何かトラブルがあったときは一呼吸。

Amazonは事務的に返品・返金を依頼できます

Amazonの良いところは感情的にならず返品・返金を事務的に手続きできるところです。

これが実店舗や他のネットショップだと…

「実はこの前これを購入したんですけれど…言いにくいのですがサイズが合わなくて…ほんとうにすみませんが返品できますか?」
「買ったときは気づかなかったんですが、傷がありました。うちでつけたものではないんですが…」
「ちょっと、これ箱がつぶれてたんだけどどういうこと!?(怒)」

というような感情のストレスが生まれます。少なくとも私は…。

返品や返金をするときは、多くの人が「理由」を書きますが、
Amazonは自動システムで事務的に返品・返金を依頼することもできます。
Amazonにはもともと注文後のお礼メールや発送後の丁寧なお礼メールもありません。

それが画期的で合理的、そしてあくまで「お店はお店」「商品は商品」に対する評価で区別されています。

楽天やヤフー!ショッピングでは、商品のレビューに「お店の対応」や「配送業者への苦情」が書かれることが多々ありますが、Amazonではあまり見受けられません。(時々見られますが…)

Amazonを利用する際の注意|販売元を確認しよう

長い文章の中で少し心がざわざわする箇所があったかもしれません。
お詫びいたします。

「Amazonで販売されている商品はAmazon以外のお店も販売している」

このことを知っていただければ、あとはイメージで捉えていただければ助かります。

販売元が違えば、
・値段が違う可能性
・発送元が違う可能性
・送料が違う可能性
・サービスが違う可能性
さまざまな点に派生します。

どうか「Amazonなんて」とひとくくりにせず、Amazonを便利に楽しく利用したいですね。

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